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2008年プラカット総括vol.16 ラベンダー・バタフライ

 毎年膨大な量の新品種が登場するバンコクのベタ界ですが、もちろん新品種の登場だけではなく既存の品種の改良も日々進められています。でも、全ての品種がより洗練された方向に改良されていくとは限らないようです。今日登場のラベンダー・バタフライは明らかに退化しつつある様な気がしてなりません。これは別にプラカットに限った事ではなく、ショーベタでも同様の事が言えると思います。

 本来ラベンダー・バタフライは濃いローズピンクとヒレ先の純白のバタフライパターンの対比が売り物の筈でした。プラカットにおけるこの品種は最初はシンガポールのブリーダーが見事な個体をワールドクラスのコンテストに出品し、いきなりセンセーショナルなデビューを果たしたと言われています。そのコンテストチャンピョンの直系といわれる個体がバンコクで出回り始めた当時の個体は色といい体型と言い実に見事なものでした。

 しかし、最近このボディやヒレの基部の色調が明らかに以前よりも劣ったものになりつつあるようです。全体的に乳白色が混入し、以前のような見事なローズピンクの個体はほとんど姿を消してしまったようです。おそらくは、近似種のサラマンダー・バタフライや他の品種とむやみやたらに交配を繰り返した結果、当時からの純系がいなくなってしまったんでしょうね~。

 その是非はともかく、バンコクのブリーダーは質より量を重視して生産し、その中から逸品個体を選出する方法を取りますから。日本や欧米のマニアのように系統重視で、少数精鋭で勝負っていう概念は、あんまりないようです。したがって、ある品種を一定の姿で系統維持すると言う作業は比較的苦手とする反面、新たな品種を世に送り出すと言う点では、我が国や欧米はその足元にも及びません。まぁ、理想論を言えばバンコクのブリーダーが「ヘタなテッポウ数打ちゃ当たる」(失礼)的な手法で市場に送り出した幾多の新品種の中から、日本や欧米のマニアがこれぞと言う個体をチョイスして、その後の系統維持や改良を行うって言うのが一番間違いの無い方法だと思われます。

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[ 2009/01/06 00:00 ] 逸品堂通信 | TB(0) | CM(0)
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