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良いプラカット、悪いプラカット 003

 それじゃあ引き続き今日は背鰭の形状について。ショーベタ同様、プラカットでも全体のバランスが取れているか否かと言う事はかなり重要視されます。つまり、全身のシルエットが理想的なプロポーションになっている方が好ましいと言うわけです。例えば、尻鰭だけがバビロ~ンって伸びちゃったりしているプラカットは、その尻ビレだけをとってみればなかなかの形状だとしても、全体のバランスが悪いと言う扱いを受けてしまいます。

 ショーベタでは全身のシルエットが円形に近いものが理想とよく言われますが、鰭の短いプラカットのシルエットは円形まではいかないので、前後に長い卵型~長楕円形というのが理想像ではないでしょうか。この全体のシルエットを左右するのは鰭のプロポーションな訳ですが、中でも一番のポイントが今日紹介する背鰭だと思います。尾鰭や尻鰭はほとんどの個体である程度は均整取れているものなので、個体間の格差はあまり感じられません。と言うか、そういう個体は少なくとも逸品堂では仕入れて来ません。

 ところが、背鰭の形状となるとちゃんと意識して作出しているブリーダーがまだ少ない為、結構個体差が見られます。本来原種では背鰭は体の後方に小さく短い奴がチョコンとくっついている感じなのですが、ショープラカットではずいぶんと幅広で雄大なものに変化してきています。そして、ショーベタ同様少しでも体の前方から背鰭が始まっている個体が理想と思って間違いないでしょう。そして、出来れば背鰭後端と尾鰭の間に隙間が認められないほど大きく広がった背鰭であれば申し分ありません。

PL  マスタードガス 001

 口で説明してもなかなか判り難いと思いますが、今日登場の2枚の画像を見ていただければその違いは一目瞭然だと思います。2枚目の画像のマスタードガスの背鰭は幅が小さく、体の後方に遠慮がちに?生えているのに対し、1枚目のマーブルでは、他の鰭に負けず劣らず立派でその存在感を主張しているでしょ?当然1枚目の画像の個体の方が、全身のシルエットのバランスで高評価を得る事は言うまでもありません。

 ショーベタでは少しでも幅の広い背鰭を獲得する為に、本来尻鰭由来のやたらと幅広い背鰭を有するダブルテールを交配するという裏技が以前はよく行われていましたが、ハーフムーンの登場以来尾開きを重視する傾向が強まり、シングル×ダブルテールの交配は以前ほど行われなくなってきたようです。しかし、ほとんどダブルテールの存在しないプラカットでは、そこまで有効な裏技?が存在しない為、作出者は地道に背鰭の幅を広くしていかなくちゃならないのが辛いところです。

 それと、まだまだ背鰭の形状に対する認識の低いプラカットでは、あまり背鰭の形状にこだわりすぎると、選べる個体が一つもいなくなってしまう可能性もあるので(苦笑)、現状では程ほどに考えるべきかと思われます。色彩面などでまったく同レベルの複数の個体を目の前にした際に、中から1個体をチョイスする際の選択ポイントと言う事でちょうど良いのではないでしょうか。

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[ 2008/08/22 00:00 ] 逸品堂通信 | TB(0) | CM(2)
すばらしいプロポーションですね。
この個体って販売されてましたけ?
このような血を一度入れておきたいですね。
ここまでの、プロポーションは見た事ありません!

[ 2008/08/22 22:18 ] [ 編集 ]
>すばらしいプロポーションですね。
>この個体って販売されてましたけ?
>このような血を一度入れておきたいですね。
>ここまでの、プロポーションは見た事ありません!
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調べてみたら、去年の9月に販売された個体でした。確かにこの背鰭の幅といい形状と言い申し分ありませんよね~。しかも、個人的にはこのマーブルパターンの入り方が大好きです。特に鰭のホワイトの入り方が。
[ 2008/08/24 16:18 ] [ 編集 ]
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