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ベタの新品種誕生までの道のり01

 なんだかタイトルは物凄い事のように感じられるものですが、実際にはそんなたいしたことではありませんので軽く読み流していただければ幸いでございます。毎月のようにバンコクにベタを仕入れに行っていると、当然なじみのブリーダーも出来てきます。そんな中の一人が以前からブラック&ホワイト・マーブルの良い系統を作出したいと言っていたのです。確かに、現状市場に出回るブラック&ホワイト・マーブルのしょぼい事ったら(笑)。彼が言うには、現存するブラック&ホワイトの系統を使ったのでは、どんなに改良を重ねても碌な物にならないって事でした。どうしてそこまで自信を持って断言できるのかはよく判りませんが(苦笑)、とにかく彼の意気込みだけは十分買えるレベルだったことだけは確かです。

 そんな彼は、本当にはじめから作り始める気なのかずいぶん前からソリッド・ブラックを片親にひたすら交配を重ねていましたが、出て来る次世代たるや彼を応援したいと思っている私ですら絶句すると言うほどひどいレベル。決して裕福には見えない彼にも生活があるんだから、もういい加減あきらめて売れ線の品種手がけた方がいいんじゃないかって思っても、あまりに熱心に取り組む彼の姿を見るとなかなか口に出せず・・・。

 そんな彼が、「ソリッド・ブラックは種親にならないっ!」と、またまたご神託のようなものを受けたのか?意気揚々と宣言し種親候補として選んだのが冒頭の画像の系統です。一応ブラック・マルチなんですが、この系統ではメス個体が生殖能力を有する為同じ系統同士で繁殖が可能って事は・・・そうです、ソリッド・ブラックの泣き所であるボディの金属光沢のあるドットが出にくい系統なのです。ただ・・・この系統はなぜかブラックと言うよりは濃茶色と言った変に赤みを帯びた体色の為市場でも本当に人気の無い系統なのです。

PL ブラック&ホワイト・マーブル002

 彼がブラック・マルチを種親に交配を重ねていたある日、彼の元を尋ねると彼が意気揚々と「ついに出来たよっ!」って話しかけてくるじゃありませんか。
「えっ、ついにブラック&ホワイトの絶品マーブルできたのかぁ~?」
「ああっ、コレを見てくれっ!」
「えっ・・・・」

 そうです、彼がそのとき見せてくれたのが2枚目の画像の個体でした。うーん、なんと表現したらよいのでしょう!はっきり言って、チョット厳しい感じです。ブラック&ホワイトというよりはブラック&クリアと言うべき系統で、ほぼどの個体も背鰭と尻ビレの前端が黒く染まるのが特徴のようです。

 あまりにも彼が気の毒でこの系統の個体を10尾程度仕入れてあげましたが、正直言って紙上でそれほど人気を博すとはとても思えません。確かに面白いカラーパターンですし、表現形もかなり安定してますけど、一般受けするかどうかは・・・。それでも、彼がオリジナルの系統が出来たと言って喜んでいるのを目の辺りにしてかなり複雑な気持ちで彼のファームを去ったことを覚えてます。

 それがどうでしょう!今回のバンコク訪問であるショップを覗くとそこには結構見事なブラック&ホワイトが!!しかも、その店は例のブリーダーから魚を仕入れている店です。店のおやじはほとんど英語をしゃべらないので、私の怪しげなタイ語での会話ですがどうやら知り合いのブリーダーが作出した系統に間違いないようです。えっ?どんな個体だったのかって??それは次回のお楽しみっ(笑)

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[ 2008/07/15 00:00 ] 逸品堂通信 | TB(0) | CM(2)
僕はとても好きです。
小奇麗ではないですが、かっこいい!
黒になりきらない茶色が野性味を醸し出していて、
原種ファンにはたまらんです!
尻ビレの色が抜けてることで、
ボディラインのシルエットが浮き出てるのもグー!です
[ 2008/07/15 23:57 ] [ 編集 ]
>僕はとても好きです。
>小奇麗ではないですが、かっこいい!
>黒になりきらない茶色が野性味を醸し出していて、
>原種ファンにはたまらんです!
>尻ビレの色が抜けてることで、
>ボディラインのシルエットが浮き出てるのもグー!です
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 そうですね~。こんな感じの魚ってベタじゃなくても自然界にいそうな感じがします。それだけにワイルドベタフリークには結構受けるのかもしれませんね。
[ 2008/07/17 02:53 ] [ 編集 ]
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