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バンコク最新ベタ事情 04

 今日紹介する個体は、最新品種って言うわけではなくたまたま出現しただけでまだ品種としては確立していないと思われるマーブル系のショークラウンです。普通に表現すればトリカラー・マーブルって言う事になります。前回バンコクのショークラウンブリーダーのファームを訪問した際に見つけました。この個体の一番の売りは背鰭だけが取って付けた様にピンク色に染まっている事にあると思います。

 まぁ、マーブル系なんですから体のあちこちに不規則なパターンがあって当然なんですが、それにしてもこの背鰭は一種異様です。ものすごい数のショークラウンのストックの中からたまたまこの個体を見つけてじっと見ていたら、ブリーダーが「最近、極稀にこんな感じのマーブルが出てくるんだ」って教えてくれました。ブリーダー側も注目してたのなら売価は結構高い事言ってくるかなと身構えていたら、意外にも通常のショークラウンと同額でした。

 彼はこの魚を指差してさかんに「カメイラ」って言ってくるんですが、私の非常に貧弱なタイ語のボキャブラリーの中に「カメイラ」なんて単語は当然ございません(苦笑)。「えーっ、何言っているのかさっぱり判らないよ~」って言うと、彼は凄く残念そうな顔をしながらさらに「カメイラ、カメイラ・・・」って口の中でつぶやいてました。

 その時は「この品種をカメイラって言う名称にしたいんだな」って一人合点してたんですけど、日本に帰ってきてからふとした事である考えが浮かんできました。これって、ベタブリーダーは「キメラ」って言いたかったんじゃないだろうか?ためしにChimeraの発音調べてたら英語圏では「カメイラ」って発音するって言う文を見つけました。このスペルで「カメイラ」って発音は無いだろぉ~?って言う事はこの際置いといて(笑)、キメラChimeraって言うのは生物学的には複数の胚からなる細胞集団から産まれ出てきた生物・・・つまり、生物学関係者のお叱りを恐れずに曲解するならば複数の生物を寄せ集めて一つの生物にしたって言うような意味です。一般的には、その語源となったギリシア神話の怪物キマイラの方が良く知られていると思います。頭がライオンなのに体はヤギ!そしてなんと尻尾の変わりに蛇が尻に生えていると言う化け物です。

 もし彼が、この不思議なマーブルパターンをキメラって表現したのだとすればそれはそれで驚愕です。まぁ、実際にはキメラって言うほど大仰なものではないと思いますが、なんでベタブリーダーがキメラって言う生物用語を知っていたのか、まったくの謎です。もしかして、彼はタイの東大といわれチュラロンコーン大の生物学科でも卒業しているのかぁ~?今日紹介したベタも物凄いとは思うんですが、それよりも彼の来歴の方が気になります(笑)。次バンコク行った時に、尋ねてみなくっちゃ。

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[ 2008/06/28 00:00 ] 逸品堂通信 | TB(0) | CM(0)
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