昨日はブルーテトラの美しい外見とは裏腹の、腕白と言うかむしろ性悪とさえ言えるような性格に付いて紹介しましたが皆さんならばどの様に対応すると思われたのでしょうか?想像するに、多くの方が「腕白でもいい、たくましく育って欲しい!」と心の中でお考えになったのでは?(笑)
そうだとすれば、なんと心の広い方なのでしょう!さかなおやじ、心底感服仕った(笑)。今日は、そのような寛大な心の持ち主にお奨めの一品を紹介しましょう。その魚の名前はレッドテールブラックシャーク(Epalzeorhynchos bicolor)です。元々はタイに棲息する体長13cm前後のコイ科の中型魚です。シャークの名前の通り、サメに似た精悍な外見を持っていて性格も本物のサメほどではありませんがやはりなかなか精悍です。
この魚の特異な体色は、初めて見る人にはかなり強烈なインパクトを与えるようで、今でも結構人気があるらしくショップに置かれていることもしばしばです。写真の魚はまだ若魚なため、体色はブラック一色ですが、成熟した個体では全身にエメラルドグリーンのパウダーをまぶしたように美しく変身します。
実は、この魚は自然下では絶滅の危機に瀕しているとされ「レッドデーターブック」に記載されて保護されています。しかし、現在では東南アジアで大量に養殖されているため、種が地球上から消滅する事はなさそうで一安心と言ったところでしょうか。
ところでレッドテールブラックシャークの「腕白さ」ときたら、ブルーテトラなんてお話になりませんと言うくらい強烈です。縄張り意識が強く、自分の縄張りに侵入してきた他の魚は徹底的に攻撃し追い払います。もっとも、本当のサメとは異なり鋭い牙を持っている訳ではないので、噛み付いて肉を切り裂くと言った攻撃は出来ません。どちらかと言えば、草食性の強い魚でその吸盤状の口唇で相手に吸い付く感じです。
飼育自体は非常に簡単ですが、上記のように他の魚との混泳にはまったく向きません。お奨めは45cm水槽での1尾飼育ですが、なかなかそこまで思い切れる人も少ないのでは・・・。そうなると、この魚だけを個々が縄張りを持てない位の過密飼育するか、動きが敏捷で攻撃を受けにくい魚と危険承知で同居させるかでしょうね。
さて、この魚があなたのお気に入りのエンゼルフィッシュの横っ腹に穴を開けて吸い殺したり?次の日の朝には、大好きなコリドラスの体表が無残にも白く爛れていても「腕白でもいい、・・・」のフレーズを呟く事が出来るでしょうか?
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想像したくありませんね コリさんの無残な姿
今日 久々に熱帯魚屋さんに 行きました やはり福岡は寂しいですよ 前よりも種類は増えてましたが 薬浴中が多かったです 入荷状態が悪過ぎの個体結構いました 2週間ほど取り置き出来ればな~
土日で売れて来週に行くと居ないんですよね~