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新!私的熱帯魚図鑑 vol.010

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グリーン・ネオン

 ネオン、カージナルとくれば、どうしたって最後はグリーン・ネオンって言う事になるでしょう。それ位この3種は良く似ています。それなのに、この3種は以前は全部別の属に分類されていたんですから、ビックリです。グリーン・ネオン Paracheirodon simulans ( Gery,1963 ) は、カージナル・テトラと同じくネグロ川やオリノコ川流域に生息している小型カラシンの仲間ですが、生息場所はカージナルよりもやや上流域の様です。

 外見はネオンテトラに良く似ていますが、ネオンテトラの特徴であるボディの下部後方のピュアレッドの部分が、ほんのりと赤らむ程度なので区別が付きます。また、体側部を走るメタリックブルーのラインも、ネオンでは途中で途切れているのに対して、グリーン・ネオンでは尾柄部までしっかり走っているので、その点からも区別は可能です。体型は、この近縁3種の中では一番細身です。

 見た目はいかにも繊細そうではありますが、飼育難易度は他の近縁2種とほぼ同じレベルで、温和で飼育の容易なテトラと言う事が出来ます。単独で飼育するよりも、群生美を楽しむタイプの魚でしょうから、出来るだけ数多くを収容してやるとその美しさを堪能できます。他の近縁2種が、一種人工的な雰囲気さえ感じさせる艶やかさなのに対して、赤の発色がない分ナチュラルで清涼感のある雰囲気から、水草レイアウト水槽でよく飼育される魚でもあります。ただ、意外と水草をガジガジするのがお好きなようで、柔らかい新芽とかは齧られちゃう場合があるので注意しましょう。

 おそらく現在輸入されてくるほぼ100%の個体が現地採集物、いわゆる「ワイルド」であると思われます。その為、グリーン・ネオンの水槽には他のテトラが混じっている事があり、「珍カラマニア」と言われる人達がショップに入荷直後のグリーン・ネオンの水槽に眼を走らせています。逆に、ショップで異様な熱意を持ってグリーン・ネオンの水槽覗き込んでいる人を見かけたら、かなりの確率でその人物は「珍カラマニア」でしょう(笑)。

 ワイルド物ばかりという事で、改良品種は今の所見た事がありませんが、カージナル同様体内にバクテリアが寄生、鈍い金色や銀色に輝く「プラチナ」タイプが確認されています。これは結構まとまった数ノーマル個体に混ざってくるのか、プラチナ・グリーン・ネオンだけが販売されている場合もあります。もちろん、ノーマル個体よりはるかに高い値段が付けられているのが普通です。
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[ 2012/02/13 00:00 ] 新!私的熱帯魚図鑑 | TB(0) | CM(0)
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