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ここから始まるベタのお話 vol.005

各国のベタ状況 その3 ヨーロッパ

 ヨーロッパは正直言ってベタ(ここでは改良ベタ)に関しては後進国という事が出来ます。仕事柄、毎月の様にヨーロッパ入りしますが、アクアリウム先進国のドイツでさえも、私の知る限りベタ専門店は1件だけ。その店も、一度行ってみましたが置いてある魚は「はぁ~??」って言うレベルでした。その店の如何にもオタク顔した若者の店主に、たまたま仕事帰りだったためもっていたモバイルPCの中にあったお魚逸品堂で販売したベタの画像見せたら、欲しがるの何のって(笑)。要するに、クオリティの高いベタが入ってこないらしいです。その結果、愛好家もベタと言う魚に興味を示さないと言う悪循環。

 そう言えば、以前ヨーロッパでも有数の観賞魚輸入業者グラーザー(書籍部門でも有名です)の社長が、「お前バンコクに毎月行ってるなら、ベタを見繕ってドイツに送るビジネスやってくれないか?」って持ち掛けてきた事がありました。その時、「他の熱帯魚と一緒に、メールでバンコクのシッパーに注文すればいいじゃないですか」と言うと。「奴らは、注文した通りに送ってこない」と嘆いてました。さすがタイ人です(笑)。要するにドイツ側で「赤いベタを100尾」って注文しても、たまたまバンコクのシッパーが100尾集められなかった時、基本的に彼らは別の色のベタ混ぜて送ってきますから。やたらと規則正しいドイツ人には許しがたい事でしょうが、そんなドイツ人は自由奔放な愛すべき我らがタイ人には小うるさくてうっとおしいだけの存在なんでしょう。嘘か誠か、グラーザーの温室管理者によると、輸入したショーベタで売り物になるのは半数以下だと言うことでした。まぁ、少しだけタイ人の肩を持つならば、温室管理者のベタの取り扱いもどうかと思いました。「おいっ!トラベタじゃないんだから、ショーベタをコップで管理するのはヤメレッ!!」。

 そんなヨーロッパではベタと言えばもっぱらワイルドつまり原種ベタを指す事が多いようです。こちらの方もメジャーとは言えませんが、コアなマニアが存在し一つのカテゴリーを形成しています。ちょうど我が国の卵生メダカやアピスト愛好家みたいな感じです。ずいぶん前になりますが私が某出版社から出させていただいたワイルドベタに関する本が名刺代わりになって、ヨーロッパにおける本業の際にずいぶんと役立ってくれました。「おーッ、こいつがあのベタの本書いた男か。じゃあ、アクアリストとしては一人前なんだな」って言う事なんでしょうか、まったくの初見でも旧友の様に扱ってくれる事がしばしばでした。もっとも、あの本の写真担当したのはプロカメラマンのY氏であって、私は文章だけ。しかも、ドイツ人には日本語の文章なんて読めませんから、彼らの評価はY氏に送られるべきものなんですけどね(笑)。まぁ、典型的なおこぼれ頂戴っ!です。
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