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タイは変わるのか?

 本日7月3日はタイの選挙が行われています。まぁ、普通の日本人にはあまり関係のない話でしょうが、毎月の様にベタの買い付けで訪タイしている私にとっては、かなり気になる問題です。ご存知の方も多いとは思いますが、タイでは選挙によって政権政党となったタクシン元首相のグループに不満を持つ軍部や政治家がクーデターを起こし政権を奪取、その後も選挙の度にタクシン派が勝利、その後クーデター・・を繰り返し、最後のクーデターでそのまま居座ったのが現首相のアビシット氏の率いる政党です。そして、今回再び選挙が・・・

 バンコクのマスコミや世論では、再びタクシン派が第一党に返り咲く事が濃厚との話です。その場合は、タクシン元首相の実妹がタイの首相に就任すると見られています。現地でタイ人と話をしていると、タクシン支持者(以下赤シャツ)は「現政権(以下黄シャツ)はクーデターによって我々国民が選出した政権を打倒し、そのまま居座っているのは不当だ」っていいますし、現政権側は「タクシン派は金の力で地方票を獲得する汚いやり方で第一党になっただけ。そんな奴らにタイの政治を任せる訳にはいかない」ってまくし立ててます。個人的には、他国民が国籍を持たない国の政治に干渉する事は好ましくないと考えていますので、この場合現政権とタクシン派のどちらを応援とかは言うつもりは毛頭ありません。ただ、黄色シャツの方も選挙の際に盛大に裏金ばら撒いているようですから目糞鼻糞レベルの主張みたいですし、事情はどうあれ軍事クーデターと言うのは民主的ではないと思うので、心情的には赤シャツよりかなぁ?

 今回の選挙後も結果はどうアレ、負けた側はまた勝ち組の不正を言い立てて抗議行動に出るんでしょうね~。まぁ、今回の我が国の国会での民主党vs自民党の低レベルの争い見てると、我々日本人にタイの政治を笑う資格なんてないんですけどね。違うのは、政治の世界に軍部(日本で言えば自衛隊って事になるでしょうか)が介入してこないって言う点くらいなもんです。

 ただ、数年来毎月のようにタイに行っていて感じるのは、タイ国民の意識は確実に変化しつつあると言う事です。以前なら、軍事クーデターで政権交代しても政権の座を追われた側の支持者も、「まぁ、こんなもんだよ(=タイ語で言うならばマイペンライって奴ですね)」って言う諦めムードでした。でも、最近では「政治家や指導者がどう考えようが、我々国民の民意によって選出した政党が政治を司るべき」って言う主張をするタイ人に良く出くわすようになりました。しかも、いわゆるインテリ層ではなく、どちらかと言うと低所得の肉体労働者の間でこの意識は高まっている感じです。

 赤シャツvs黄シャツ(正確には現政権は黄シャツとは袂を別っていますけど)の対立構造は、思い切りおおざっおぱに説明してしまうと、地方の低所得者層vs都市部の富裕層です。今回の選挙で、地方の低所得者層が選んだ赤シャツを、黄シャツが再度軍事クーデターという強硬手段で押さえ込もうとすると、今度は物凄い大きな規模の反政府運動になっちゃうんじゃないでしょうか?

 タイには、両方のカテゴリーに属する知人が複数いますが、どちらかと言うと富裕者層である現政権側の支持者の方に、危機感が希薄な気がします。私の知人達も多くが「まぁ、今赤シャツ赤シャツって騒いでいる奴らは、地方で仕事のない奴らで金で買われただけ」って言う見解をしているようです。でも、実際に赤シャツ支持者の話を聞くと、単純に金をもらっているから義理でって言う感じではなくなってきている気がします。赤シャツ支持者の間では、我が国の自由民権運動の時はこうだったんだろうなぁ~って感じられる、ある種の熱気が感じられます。それに対して、黄シャツ支持者の見解は、長年ぬるま湯に浸かって楽をしている者特有の鈍感さなんだと思います。

 選挙権を持たない非タイ国民ではありますが、今回の選挙がどうでアレその結果を厳粛に受け止めて、破れた側も民主的な手段で今後政権政党と対抗していって欲しいと思います。そして、タイがより民主的で平和な方向に進んで行ける事を心から願っています。
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[ 2011/07/03 00:00 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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