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さかなおやじの作り方 vol.003

《前回より続く》

 その頃の私の一番の愛読書はって言うとこれが「図鑑」(笑)。初めのうちは、学研とか小学館の小学生向けの図鑑シリーズで満足していた物が、小学校高学年の時点ではそれではもう飽き足らず「保育社の原色図鑑」シリーズとか読んでました。何だか可愛くないガキだったんだろうなぁ~。だって、他の子供が「あっ、お花にハチさんが飛んできたっ!」とか言ってる側で、「いや、あれはトラマルハナバチだよ」とかほざいてたんでしょうから。・・・あ~っ、恥ずかしい(笑)。

 その当時一番好きだった生き物は「さかな」じゃなくて「ムシ」でした。昆虫ならば全般好きだったのですが、通常他の子供たちがカブトムシやクワガタ、チョウ辺りに興味を持つのに較べて、当時から既に「人生の王道を歩けない」性格だったらしい私の好みはテントウムシ&ハンミョウ!それからゾウムシとかオトシブミなんかも好きでしたね~(笑)。まぁ、第三者的に冷静に自己分析してみると「人と違う道を行きたい」「コレクション癖がある」「サイズの小さな物が好き」と言う3点は、この当時既に私の内部に芽生えてたんですね~。

 例えばテントウムシとしてはおそらく一番ポピュラーな「ナミテントウ」。よく庭先などで見かける黒地に2つの鮮やかな真紅の斑紋がある奴ですが、実はコイツはカラーバリエーションが豊富で、全身オレンジ・オレンジにブラックスポット、逆に黒地にオレンジスポットなどなかなか奥深い存在なんです。一時はこの「ナミテントウ」のカラーバリエーション集めにハマッてまして、物凄い数の「ナミテントウ」を採取して虫かごに入れて持ち歩いてましたっけ。近所のおじさんやおばさん達も「あらッ、凄いわね~」とか言ってくれてましたけど、きっと顔面引きつってたんじゃないかと思います。まぁ、当時は大人の顔色窺うような高等戦術使えませんでしたから、本人は単純に得意満面でしたけど(笑)。

 テントウムシって言えば、「ナミテントウ」とか「ナナホシテントウ」辺りは益虫って言われているのに、同じテントウムシでも「ニジュウヤホシテントウ」とかは害虫って扱いになってるのご存知でしょうか?前者は、アリマキとか種類によってはカイガラムシとかウドンコ病菌とか、とにかく野菜なんかに悪さする昆虫を捕食するから益虫って事です。後者は、ジャガイモの葉っぱとか食べちゃうんで害虫。本来は後者の方が菜食主義者な訳で、平和的なんだけどな~。

 ちなみに「ベダリヤテントウ」って言う赤の地色に黒の斑紋が4つって言うテントウムシなんかは、本来は日本原産のテントウムシではありません。ミカン類の害虫とされているカイガラムシの一種を食べると言う事で、はるばるオーストラリアから連れて来られてその辺りに放たれたと言う虫です。これなんかだって農業的には益虫でしょうが、しばらく前にブラックバスやウシガエルなんかで一部マスコミが狂ったように騒いでた外来生物問題から考えるといかがなもんなんでしょうか?ウシガエルやアメリカザリガニだって本来は人間が勝手に食用と考え輸入した物なんですけど、利用価値がなくなりゃ「特殊外来生物」扱いですから。

 まぁ、いつの世も人間なんて勝手なもんです。「ベダリヤテントウ」だって、彼の存在が日本原産のほかのテントウムシの駆逐に関与していると言う研究結果が発表でもされようもんなら、一夜にして「益虫から害虫」に、それこそ天国から地獄に真ッ逆さまに転落間違いなしです。
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