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最近人気なの?ショークラウン vol.10

 逸品堂のお客様から寄せられる良くある質問の一つに「バンコクでの仕入れ価格は高いのですか?」と言うのがあります。うーん、実に深遠なと言うか微妙なお問い合わせでして(笑)、販売側はなんとお答えすればよいのかドキドキしちゃいます。本来であれば、そこは「企業秘密ですっ!」ってきっぱりお答えすべきところなんでしょうけどね。変に隠し立てしても、バンコクに行かれた方が調べれば判っちゃう事ですから、はっきりとお答えすることにしています。中には「先日バンコクに旅行した際にベタを購入してきましたが、もの凄く安かったです。逸品堂の価格は少々ボリ過ぎでは?」なんて問い合わせをいただいた事もあります。

 まぁ、はっきり言って「バンコクでの仕入れ価格はかなりお安いです」。ごく一部のコンテストレベルの個体を除けば、国内での販売価格が信じられない程です。ただ、この手の質問をしてくる方に共通するのが、バンコクで仕入れてから国内で販売するまでの途中にかかった費用や手間は金額換算しないって言う所です。「確かに、バンコクに行けばベタは安く手に入ります」・・・けど、旅費は?滞在費は??極端な話、バンコクに1尾だけベタを仕入に行くとすると、仕入にかかる経費を加えるとそのベタは15万円とかしちゃいます。大体1回の仕入で200尾位を仕入れてきますから、旅費交通費など一切の経費をその仕入総数で割った金額が少なくとも仕入費用に加算されると言う訳です。

 「じゃあ、いっぺんにもっと大量に仕入れてくればいいじゃない?」と言うさらに突っ込んだご意見も頂戴した事がありますが(苦笑)、一体500尾とか1000尾とかのベタをどうやって維持管理すればいいと言うのでしょうね?これが大型水槽にまとめてごっそり収容できる魚種だったらいいんですが、隔離飼育が基本のベタじゃね~。さらに我が国では考えられないほどの高温多湿の中を炎天下ベタの逸品を捜して彷徨い歩く苦労なんてもんは、その手の方々には判って頂けない様です。ただ、実際にバンコクに旅行に行った際にベタを買い求めた経験のある方からいただくご意見に共通しているのは「思ったより、購入意欲の湧くような良個体の数が少ない」と言う事です。そうなんです、バンコクには星の数ほどベタが売られていますが、仕入の許容範囲に収まる個体を探すのは結構苦労するんです。その事が、大手の熱帯魚輸入問屋さんが積極的にショーベタを輸入しない理由でもあります。つまり、500尾とか輸入しても、販売にまわせる個体は1/3程度もいれば御の字って所だと思います。

 そんなバンコクのベタの仕入れ価格事情ですが、その中でもクラウンテールは一際お安い価格となっております。ちなみに、クオリティにもよりますが一番仕入れ価格が高額なのはショーベタのオスではなく、プラカットのオス個体です。次いでショーベタのオス、そしてショーベタとプラカットのメス個体、そして一番お安いのがクラウンテールとなります。ただ、安い事は必ずしも喜ばしいことだけではなく、安いだけに販売している所の品質管理もそれなりです(苦笑)。逸品堂で販売できるレベルの個体を探す苦労は実はこのショークラウンが一番大変です。

 もっとも、バンコクでの仕入れ価格の少々の差異なんて、前述の旅費・経費などを均等に加算しちゃうとあまり価格の差がない事になっちゃいます。まぁ、実際のところ「おさかな逸品堂ではショークラウンの価格が販売価格のミニマム」って言う所でしょうか。これ以下の価格では、例えバンコクでの仕入れ値が¥0だとしても扱いたくないと言うのが正直な所です(笑)。正直な話、かつては本業の為の生産拠点がバンコク郊外でしたから、毎月嫌でもバンコク入りするついでにベタ仕入れてこれましたが、最近はタイの政情不安を嫌い生産拠点をタイ国外に移しちゃいましたから、バンコク入りは純粋にベタの仕入の為だけと言う事になってまして、これはもう「好きじゃなきゃやってられない」レベルです(笑)。
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