■品種名:
ブラックカッパー■カテゴリー:ショークラウン
■カラーリング評価:★★★(優良)
■フォルム評価:★★★(優良)
■個体レア度:★(一般的)
いやぁ~、ずいぶん分と更新サボってしまいました(苦笑)。昨年末から年始に掛けて、本当に本業の方が多忙と言うか問題勃発でとてもブログ更新まで気が回りませんでした。多忙って言っても、別にバンバン仕事が来てるって言う訳じゃない所が寂しいです。まぁ、問題は本業での商品生産拠点がタイだったという事なんですが、ついに本業でのタイ利用はやめにしました。今後はベトナムですっ!(キッパリ)。とは言っても、副業のおさかな逸品堂関連で今年も頻繁にバンコク入りする事は間違いないんですけどね。
さて、久々に紹介する個体はショークラウンのブラックカッパーです。少し前までは、結構レアな品種だったのですが、今ではすっかりポピュラーになり、今やバンコクで一番入手しやすいショークラウンかもしれません。しかし、クオリティの高い個体となるとやはりそれなりに頑張って選ばないと駄目ですね。
カラーリングに関しては、ブラックカッパーとしてはほぼ完璧な出来栄えかと思います。ヒレに入りがちなレッドウォッシュも見られませんし、地色のブラックも文字通り漆黒で美しい発色です。
この個体の最大の特徴は、その美しいプロポーションにあると言えます。現時点でのショークラウンとしては最高レベルにあるでしょう。まぁ、それもそのはずでこの個体はキングクラウンの系統なので、ブリーダーが注意深く選別淘汰し難題にも渡って維持管理している系統ですから、これくらいのプロポーションも当たり前と言えば当たり前です。
まだキングクラウンの遺伝に関しては完全には判明していないようですが、少なくとも繁殖させた子供世代が100%キングクラウンになると言うには程遠いレベルのようです。ちょうど、ハーフムーンとスーパーデルタの関係のように、ハーフムーン同士で交配させても、次世代がすべてハーフムーンになる訳ではないのと同じような感じみたいです。個人的には、キングクラウンのメスと言うものが、まだはっきりとブリーダーも把握していないんじゃないかと思っています尾ビレの軟条がフィラメント上に伸長し、先端でクロスするオス個体ではキングクラウンと言う形質は一目瞭然ですが、フィラメントがほとんど伸長しないメスでは、先端でクロスするなんて事はありえないですからねぇ。
まぁ、そんな訳でキングクラウンのブラックカッパーを生産しているブリーダーの元に行けば、今日の個体レベルのショークラウンがワンサカいるって言う事になります。